1日に必要な水分
成人が必要とする1日当たりの水分量は2リットルとよく言われます。でも2リットルもの水、なかなか飲めませんよね。そこでその根拠がわかれば少しは飲みやすくなるのではないでしょうか? 1日あたり2リットルもの水分を必要とするのは、1日あたり2リットルもの水分を排泄しているからなのです。少し詳しくなりますが、内訳としては、尿が約1,000〜1,500ml、便が約100ml、汗や呼吸などで生理的に失われるものが約900mlです。
一方、食事から摂取できる水分は約1,000ml、体内でのエネルギー反応により生成される代謝水が約200〜300ml だということを考えると、飲料水として最低限必要な量は1日約800〜1,200mlという計算になります。ちなみにこれは安静にしている場合の数値で、身体を動かしている場合には、さらに多くの水分が体外に排出されることになります。 ですから、水分補給による効果を十分に得たいのであれば、もう少し多めに飲んだ方が良いでしょう。おおよその目安として1日あたり少なくとも 1,500ml 以上、できれば 2,000ml 程度の水分摂取が目標となります。
安全?危険?「水道水」
だからと言って、今さら言うまでもなく、水道水で水分を補給するのが良くないことはご存知ですよね。「日本の水道水は世界一安全だ」と言われてきました。しかし、私たちの生活環境が変化するに従って、今までの浄化システムでは、十分に浄化しきれなくなってきているのが現状です。浄水器を利用されている方も多いでしょう。
そして、今でも勘違いされている方は多いと思いますが、「沸騰をさせれば、大丈夫」 が実は一番危険だったのです。トリハロメタンは、沸騰状態で一番発生がしやすい状態となり、普段の2〜3倍の量となります。15〜20分の沸騰を続けて、やっと取り除くことができるので、沸騰してすぐに火を止めるのは、無意味であると同時に「危険」でもあるわけです。
さらに、気をつけたいのがアルコールやコーヒー好きの方。アルコールやコーヒーを摂取している水分量として計算してしまうと、不足することになります。アルコールやカフェインは強力な利尿作用があるため、飲んだ量よりもさらに多くの水分摂取が必要になります。お茶か水で水分摂取を心がけてください。お茶が好きな方で便が硬くなる方は水に切り替えてみて下さい。
生体水とは?
人間の体の全身は水で満たされています。水なしでは、人間の細胞のひとつひとつは機能しないのです。では人間の体を満たす水とはどんな水なのでしょうか。人間の体を満たす水、すなわち血液、脳内液、骨髄液、腸液、羊水、細胞内液、その他の体液といったものを生体水といいます。
通常摂取された水分は、人間の体の60兆個におよぶ細胞をくぐりぬけることで、生体水へと変わっていきます。普通の水が生体水に変わるまで4時間にもおよぶ時間と水1リットルあたり4,000kclものエネルギーを要します。お年寄りが水をあまり飲めないのは、多くのエネルギーが必要となり体に負担がかかるからなのです。では、負担を少なくする水分摂取とはどうすればよいのでしょう?
生体水に近い水であれば、生体水に変える際のエネルギーも少なくすみ、体に無理なく吸収されます。エネルギーの損失が少なくて済むので、エネルギーを他のことに使うことができます。
水響観とは
古事記に記載された「不二(富士)の真の霊水、駿州原宿に在り」を基に、高嶋家(高嶋酒造)が13年の歳月を費やして掘り当てたのがこの水です。富士山は高さが日本一であるのみならず、山体の大きさ、火山噴出物の量においても日本の火山のうちで最大級の成層火山であり、日本三大霊山のひとつで、日本の象徴でもあります。富士山はもちろん一回の火山活動でできたものでなく、また平地に直接生成火山で出されたものでも在りません。故に富士山の地形や地質にはその生成にまつわる長い歴史が秘められ、地価には複雑な山地や古い火山が埋没しています。現在の山体の基盤には小御岳火山と小富士火山があります。小御岳は富士山本体とはやや異なる火山岩からできており、その火山の一部が北中腹に突起として見られます。古文書による『富士の霊水』とはこの小御岳火山の際にできた岩盤の下にあるとされています。駿州原宿では地上より岩盤までが約140メートルあり、この地下水は280年〜330年程前の水といわれております。駿河湾に突き出している大瀬崎の突端近くに真水が噴出するところがあり、この水と高嶋家の井戸からの水が同じだといわれております。ちなみに柿田川の湧水は約30年から35年の水とされております。
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