川俣町山木屋の5000坪牧草地で10月9日より実施されていた実験の中間報告ができました。御覧ください。付随する資料を含め、ここからPDF版が御覧いただけます。
放射能汚染土壌の除染と浄化
<複合微生物の複合発酵による耐放射性細菌による>
<福島県川俣町山木屋5000坪牧草地>
[平成23年10月9日〜12月24日まで76日間]
中間報告書
平成24年1月4日
高嶋開発工学総合研究所
昨年10月より実施している、福島県川俣町山木屋の牧草地5000坪における放射能汚染除染浄化実証実験の予備試験測定結果が出ましたのでご報告させていただきます。
(測定者:株式会社日本環境調査研究所 福島リカバリー事業部)
1)10月5日(実証実験開始前)採取サンプル
@実験場内16ヶ所の表層土壌(資料1)
(表層牧草を除去し、根を含む表層2cmの土壌を採取)
総セシウム濃度(Cs137+Cs137):1万7000〜4万4400Bq/kg
Aトラクター下の土壌(資料2)
(トラクター下の土壌を2cm毎に採取)
総セシウム濃度(Cs137+Cs137):地表から1〜2cmのところが最も高く5万8500Bq/kg
2)12月22日(予備試験)採取サンプル(資料3)
(予備試験のため、実証試験場所1ヶ所を直径60mmのチューブを差し込んで土壌をサンプリングし、チューブから取り出した土壌を1p毎に切り分けて測定)
総セシウム濃度(Cs137+Cs137):
地表から3〜4cmのところが最も高く1460Bq/kg、
地表から9〜10cmのところが最も低く398Bq/kg
11cmより深いところは、測定下限値以下
- ★ 総セシウム濃度は、実証実験開始前の12分の1〜140分の1程度まで減少している
<今後の予定>
1月中旬までに、上記日本環境調査研究所が本格サンプル採取(実証地内10ヶ所、対照区2ヶ所で各2cmずつ表面から20pまで測定)を行い、分析解析報告書を作成する。
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